写真付き原稿の白黒製版印刷はPRN化で新聞並みに   公共機関のリソグラフの写真真っ黒を解決                                                                                                                                    戻る
 利用登録している公共機関のリソグラフの使用料金は、製版50円/枚、印刷0.5円/枚(用紙自持ち)と低料金であることから大量印刷に重宝しているのですが、欠点が一つ。『写真付き原稿は写真部分が真っ黒になってしまうので、原稿に写真を使えない』ことでした。リソグラフは『微細な孔をあけたマスターを印刷ドラムに巻き付けて高速回転させることで印刷』するもので、孔版印刷(ガリバン印刷と同じ)です。

 ネット情報を探りながら色んな方策を実施して得た知見は『プリンターやリソグラフの製版段階で劣化する』こと、『原稿ファイルをUSBメモリーを介して直接リソグラフに読み込ませたなら劣化は少ない』でした。ただし、wordもjpgも読み込めず、リソグラフのプリンタードライバーを使用してPRN形式にする必要がありました。PRN形式化はここに載っています。

 鮮明な印刷物とするためには次のことも必要でした。
*原稿は黒一色で作成する、カラーは使用しない
*原稿は出力原寸サイズで作成する
*挿入する写真はword上で自動縮小されないように予めリサイズする。リサイズpx=表示cm*96/25.4
  で計算

*写真上の黒い壁・黒幕、逆の光る窓は中間色に塗色して、強い濃淡画面は避ける(PhtoshopやGIMPで)
*綺麗な白黒写真とするにはPhotoshop等を使ってグレースケール化する(02で無料入手方法紹介済み)
*コントラストを弱め、どちらかと云うと平坦な感じのほうが鮮明に印刷出来る
*調整レイヤーのレッド〜マゼンダまでの6系個々のスライダーを動かし、各部位の微妙な白黒変化を注視
  しながら調整する